論理と、幻想と。

FFXIVやPCが好きなITスペシャリストが作ったものや考えたことについてダラダラ書きます

絶アレキサンダー討滅戦 踏破報告書

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嬉しかったので、たまには自分の中で旬を過ぎないうちにプレイ日記のような記事も書いてみます。去る12月17日、無事に絶アレキサンダー討滅戦をクリアすることが出来ました。声をかけてくれたパーティメンバーをはじめ、情報を残してくれた先人や応援して下さった皆様、ありがとうございました。

FFXIVのプレイ歴はおよそ6年になりますが、初めてヒーラーでレイドを攻略しました。ご存知の方もいるかとは思いますが、これまでずっと何となくキャスター、特に黒魔道士をメインジョブとしてプレイしていました。いわゆるNukerが昔から好きだったのと、操作が楽だから、というシンプルな理由です。しかし自分よりDPSを出せる人なんてのは星の数ほどいて、ならば数字で測れない部分で評価されるプレイヤーになりたい。そう思っていた矢先だったので、クリアした今となってみれば願ってもいない良い機会に恵まれたのかなと思います。


経緯

前哨戦:当初の取り組み

ちょうどエデン覚醒編零式の攻略が終わった頃でしょうか。フレンドの一人から「次の絶、頑張ってみるから手伝ってもらえないか」と声をかけて頂きました。

精密なキャラクターコントロールを含む高度なプレイヤースキルや、未知のギミックを紐解いていく根気と閃き、そして何よりも長い練習時間に耐えうるだけの健やかなモチベーション、どれもあまり自信がなかったので最前線に立つ気はしなかったけれど、「お手伝い」という立ち位置なら自分でも面白いことが出来るんじゃないかと思ったわけです。

せっかくの得意分野だったので、彼らの戦闘ログがリアルタイムに私の手元に送られてくる仕組みを用意して、配信のプレイ画面と突き合わせて解析の真似事みたいなことをしていました。とは言っても、タイムライン作りという趣味の材料を提供してもらって、ついでに人柱になってもらっただけ、という印象は拭えません。その成果物がどの程度役に立ったか、と聞かれればそれほど大きな功績でなかったと思います。転ばぬ先の補助輪、カンペ以上のモノを作ってはいません。これがあってもなくても彼らのクリアには何も影響はなかったでしょう。

けれど、実際のプレイングだけでなく、コミュニケーションの取り方や取り組みの緩急なんかも諸々含めとても近い場所で感じることができたのは、(真似は出来ないけれど)示唆に富んだ得難い体験でした。なにより、日陰者にもそれなりの役割を与えてくれて、目標達成の喜びを分かち合う場面で一緒に名前を連ねてくれた事を嬉しく思います。

jp.finalfantasyxiv.com

チーム第八霊祭の皆様、ありがとうございました。


誘われたから断った話

ここまでは前哨戦。お手伝いさせて頂いたチームのクリアから一週間ちょっと。

実際に間近で配信を見ていると、分不相応に欲が湧いてきてしまうものです。自分にも出来るんじゃないか、とか気が大きくなってしまったりもします。そりゃ上手な人が簡単そうにプレイしている画面ばかり見ているから当然の事なんですが。いつか気が向いた時によい巡り合わせがあったらやってみよう、という心持ちでした。

時を同じくして、キャスターとしてスカウトして頂きエデン覚醒編零式を一緒に遊んだ固定パーティも、私を含めて欠けた数人のロールを埋めて絶アレキサンダーの攻略を始めていました。11月も終わりに差し掛かる頃、そのパーティの白魔道士さんが家庭の都合でどうしても離脱せざるを得ない状況になってしまった。

ちょうど自分が暇そうにしているのに気付いたからでしょうか。DMで「ヒーラーやってみなーい?」と話をもらいました。

さくっと断りました。


気が変わった話

攻略スタイルについて一家言あると言えばあるけれど、そもそも長きに渡ってキャスター以外のロールでエンドコンテンツを攻略した経験がない。ましてや白魔道士などアマロに乗るためのレベリング以降触っていない。無責任なことは言えないな、と。

けれどよく考えてみたら、彼らの前ではキャスターしかやったことがないわけです。そんな輩にヒーラーとして参加してみないか、と声を掛けたということは、キャスターとしての私、ではなくプレイヤーとしての私の人物像、を評価してもらえているのかもしれない、と、だんだん都合よく解釈しはじめました。

実際にはたまたま身近で暇そうな人がいるからダメ元で声掛けてみただけかもしれないけれど、そう考えてみたらちょっと頑張ってみるかという気が湧いてくる。良いように求められると良いように応えたくなる性分なんですね。

そうして数日後、「白魔道士で参加してくれませんか」という再度の問いかけに対して迂闊に首を縦に振りました。「ただし君たちの進捗は振り出しに戻るが、それでも良いのなら」。

ちなみにこの時点ではメディカとメディカラとケアルガとラプチャーの回復量がどれぐらいなものかも消費MPも覚えていなければアイコンの見分けもついていません。


白魔道士ログ

11月27日、初めての白魔道士

前日にエデン零式の消化を終わらせて手に入れたエデングレーズ・ウェポンチェストを開け、ティターニアケーンからエデングレーズ・ケーンに持ち替えました。ステータスは信仰と意思力をガチガチに盛りました。

白魔道士レベル80になって最初に突入したコンテンツがここでした。

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未知の体験に震えながらも特に何も考えず挑みました。自称「戦いの中で強くなっていくタイプ」です。根拠はないけれどリビングリキッドを雰囲気で突破できたので多分それほど間違っていなかったと思います。

白魔道士デビュー初日の進捗はリビングリキッドと倒して、サイコロを雰囲気で乗り切って2体フェーズの頭まで。サイコロ安定まではもう数日を要するのですが、まさか30分でジャスティスキック拝めるとは思いませんでした。でも自分以外のパーティメンバーが2体フェーズの中盤まで経験したことのある状態でのスタートだったので所謂キャリーです。この日、始めてウォーキングデッドをベネディクションで解除しました。リビングリキッド戦後半、カスケード→窒息→プロティアンウェイブ3連あたりのヒールが凄く綺麗にできて、ピュアヒーラーというロールの楽しさを少し分かった気がしました。


12月1日、初めて許された

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ことDPSを出す事に関してはDPSロールの皆さんが優秀だったので「えっ自分DPS絞り出さなくて良いんですかやったー!」などと言いながら何回か3体フェーズに到達しました。しかし何故自分たちが理不尽に死刑判決を下され続けていたのかは今ひとつ分かりません。けれどどうやら許されたらしいので気にしないことにします。

2体フェーズにはそれなりに苦しめられました。うっかりナイサイ受け渡し事故とか、水/雷属性デバフの処理を忘れたり、一通りのミスはやったと思います。一部それまでパーティが採用しようとしていた解法を、私が直感的にやりやすい方法に変えさせてもらいました。提案を聞き入れてくれてありがとう。

ヒーラーがギミック処理に夢中になってタンクを落とす、という大事な初体験をしました。そうした経験を経て段々とアビリティの使い勝手や、MP管理だとかの当たり前の所作を何となく覚えてきて、この頃から「自分のメインジョブは白魔道士だったのかもしれない」と何度も繰り返し口にしていました。でもハート・オブ・ラプチャーとインドゥルゲンティアとケアルガとディヴァインベニゾンのアイコンの区別はまだ出来ません。

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12月9日、改めて失敗に学ぶ

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次元断絶のマーチを超えられるようになってきました。

時空潜行のマーチは何度か火炎放射に焼かれましたが、勘所がビジュアル的に分かりやすく、慣れるまでにそう時間は掛からないギミックでした。

次元断絶のマーチは8パターンの動きを動画で確認してもなお、自分達で一通りのミスをしてみないと感覚が分からない、という面白いギミックだと思いました。成功例だけ見ても仕方なくて、どういうミスが起こりうるのかの例を集める、という当たり前の観点を蔑ろにしがちなことにハッとさせられます。

つまらないミスでワイプさせてそれまでの10分を無に帰してしまう感じが、数年前に零式でアレキサンダーやブルートジャスティスと戦っていた頃を思い出させます。ミスを繰り返し凹んできて「次ミスしたら引退しよう」ぐらいまでボロボロになった次の回あたりで突破しちゃう流れも当時を思い出します。

繰り返しですが、DPSを出す事に関してはDPSロールの皆さんがやっぱり優秀だったので2体フェーズのPTDPSが段々伸びてきて、火力を出すべきプライムフェーズでアビリティ等のリキャストが綺麗に回るように最終詠唱までの火力調整をするようになってきます。当然ダメージを出すための前提が複雑なDPSロールが優先です。DPSを出すための機序がシンプルなヒーラーは「えっ攻撃しなくて良いんですかやったー!」などと言いながら無駄にケアルしてケアルラ効果アップが付くのを喜んでました。


12月11日、初めてのブリキ超合体

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かっこいいなあ、って言ってたら確定判決でうっかりごっそり半分ぐらい死にました。

しかし次元断絶のマーチのあと、メガホーリーからブルートジャスティス撃破までは何回やっても生きた心地がしません。メガホーリーのカウンターヒールで減ったMPを労るためにショックウェーブ前半にアビリティとヒーリングリリーを消費して、後半はひたすら頭を使わずケアルガ連打でした。雰囲気でやってたらMP枯れかけました。しっかり決めてやってみてもMP枯れかけました。


12月15日、初めての収監

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パーフェクト・アレキサンダー登場から先の確定判決~未来観測のギミックは動画でさんざん見て、予め決める事は全部決めておいたのでスムーズでした。ツール活用も試したけれど色々と不具合があって「ツールを信じるな、自分の目を信じろ」と言いながらやってました。初めての時間切れは未来確定βのミスで2人衰弱付いて残り10%。理由は分かりませんが時の牢獄に監禁されました。


12月16日、2回目の収監

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残り0.3%。もうちょい絞り出せば勝てそう。

これ見たらお分かり頂けると思うんですが、ヒーリングリリーを大事に腐らせていてミゼリ2回分ぐらいロスしてました。プライムフェーズの最後っ屁にミゼリ叩き込んでた分も合わせると3回でしょうか。そういえば適当にメディカとかバラまいてた気がするので、次はヒーリングリリーをもっとお粗末に使ってやろうと心に誓いました。


12月17日、初めての釈放

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16日の深夜、残り0.3%の回から1時間後。普段は24時を過ぎて活動時間の延長はしませんでしたが、この日は何か悔しかったので1時頃まで粘り、そこから最後に泣きのラスト1回を延長しました。そういう時ってなにか見えない補正が掛かる気がします。

勝因は100万回の「ありがとう」を聞かせて育てたハート・オブ・ミゼリでした。もちろんそれだけではありませんが、パーフェクト・アレキサンダーフェーズのDPSだけを見るとずいぶん伸びました。カウンターヒールが必要な局面が少なかったのでほとんどずっと攻撃できた気がします。

ちなみに最後までスキルアイコンの見分けをつけることは出来なかった気がします。しかしさすがにリソース管理やヒールワーク構築なんかはアドリブが効くぐらいにはなったかなと思います。


謝辞

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良いパーティに巡り会えて本当に良かったです。決して欲張らずに一歩ずつ着実に進めていける冷静さと腕前、そして程よく尊重し合えるそれぞれの人柄が絶妙なバランスで、人一倍面倒くさい性格の私にとってフラストレーションを感じずにプレイできる貴重な環境でした。 まさか自分がヒーラーをやるとは夢にも思っていませんでしたし、相応のぎこちない動きに不安を覚えたこともあったかと思います。それでも練習からディスカッションまで根気強く付き合ってくれて助かりました。ありがとうございます。

次のレイドをどうするかは何も考えていないし、久しぶりに隠居してのんびり遊んでもいいかなと思ってはいるけれど、こうも心地よい体験が何度も繰り返されたら、これは確かにやめるにやめられない。毎度のことながら、本当に上手なゲームデザインにはまったく感服させられっぱなしです。あとはスキルアイコンはもう少し見分けがつきやすければ言うことないんですが。