エンジニア的ゲーム理論

FFXIVやPCが好きなITスペシャリストの屁理屈とか

レイド攻略におけるボイスチャット運用

シンプルなコミュニケーション手段に限定すると、情報量とその伝達速度は テキストチャット < ボイスチャット < 対面 の順で多く・早くなります。対面でゲームするのは現実的ではないですが、Discordの登場で誰でも簡単にサーバを作ることができるようになり、ボイスチャットの敷居はとても下がりました。

しかし、いくつかのパーティやコミュニティを渡り歩いて、ボイスチャットを上手く活用できているパーティとそうでないパーティとで意識の差が大きい、というのも実感しています。

役に立つかは分かりませんが、私が当たり前と考えていることをアウトプットします。

なぜボイスチャットをするのか

繰り返しますが、情報量とその伝達速度において、テキストチャットよりも遥かに簡便で優秀だからです。

ボイスチャットの基本運用

普段の攻略中にしたいこと
  • 攻略段階では常に打ち合わせ
    • ひとつずつ声をかけて確認しながら攻略を進める
  • 消化段階でもイレギュラー発生時のリカバリの声掛け
    • 誰かが戦闘不能になったときの蘇生や軽減、ギミック遂行に必要なコール等
  • 雑談はいくらしてもいいと思います
    • 集中すべきときにきちんと集中できるなら
やらないでほしいこと
  • VCを繋げているグループとそうでないメンバーが混在する状態
    • チャットを打つ二度手間でVCのメリットは相殺される上、メンバー間の温度差にも直接的に影響を与えます。やらないなら全員やらない、の方がまだ良い
  • 理由の説明もなくある日突然聞き専になる
    • 体調不良なら体調不良だと言えば良いだけの話です
  • スキル回しミスったとか、面倒なギミックの対象になった、とかの悪態
    • ぼやく分にはいいんだけど、悪態になるとただのノイズ
      • DPSが下がろうと、クリアないしは練習という目的が達成できれば問題ない
      • ミスにより誰かがカバーする必要があるときにはその旨だけ伝えれば良い

テキストチャット運用

最低限のチャンネル分けはしましょう。重要なメッセージはピン留めしておけばOK。

  • Generalな雑談をするところ
  • アナウンスするところ
  • 決定した戦術を貼り出しておくところ
  • 戦術の打ち合わせをするところ
  • 参考動画・画像を貼るところ
    • 特に参考動画を貼る時は見て欲しいところの要点を書き出すのも忘れず

権限を適切に設定して運用できるならプライベートチャンネルでリクルートなどの会話をしても良いでしょう。多少のリテラシーがあれば難しい話ではないですが、私はDiscordの使い方を解説するつもりはないので端折ります。

普段から使い分ける

別に攻略するとき以外でもボイスチャットをしたっていいと思います。

自分の提案や外部の情報の推薦など、普段からテキストチャットで打ち合わせ等をしておき、混乱するようであればボイスチャットでやり取りします。当人が真にパーティのためを思って提案したことであれば、会話を重ねればきっと通じるはずです。

他者の会話がノイズになることもあるため、必ずしも全員が参加する必要はありません。むしろタンク同士、ヒーラー同士だけで打ち合わせた方がスムーズなこともあります。「自分はタンクじゃない/ヒーラーじゃないから関係ない」というメンバーシップに欠ける発想を肯定するものではありません。

いずれにしても、レイド攻略においては何かしら決定した戦術などは全員が追いかけられるように共有しましょう。

また、打ち合わせ事項と決定した戦術、これらが混同して識別しづらい状態、というのも不健全です。テキストチャンネルを分けてアナウンスし、スプレッドシート等にも逐次書き起こす、ぐらいやってもいいと思います。つまり何が決定して、その差分は一体何なのか、これを全員が認識できればよいかと思います。

初見でもない限り、コンテンツ入ってから「あれどうするんだっけ」なんていうのを確認する時間は少ないに越したことはありません。

ダメ押しで同じ絵を描く

攻略がなかなか上手く進まないパーティに共通するのが、フィールド上であっちこっち動き回って、

「俺が今いる位置をボスの位置として、これがこうなるから……◯◯さんがここに来て……」

という不毛な問答を続けてしまうことだと思います。私もたまにやります。そして結局うまく伝わらない。

ギミックの解法について「同じ絵を描く」ことは最も重要で、しかしなかなか難しく、音声だけで伝えられる内容には限界があります。動画見ろ、という投げっぱなしも不親切です。「この動画のこの部分を見てほしい」までやってなんぼです。

それでもダメなら何個か図を作ってディスカッションします。幸い、今のFFXIVのレイドコンテンツは円形または四角形のフィールドばかりです。とても図に起こしやすい。

超有名どころですが、僕はdreamsさんのFF14俺Tools:作戦室を使わせて頂いてます。

FF14俺tools:作戦室 [operation-room]]

以下、エデン覚醒編の4層攻略中にあれこれディスカッションしてたときに作ったしょーもない図のサンプルですが、こういうのが簡単に作れます。

リアルタイムに複数人で操作でき、またAPIを備えたホワイトボードのようなツールも出てきたので、そういったものも試してみたいなとは思っています。

聞き専に対して

聞き専は伝えられる情報量と応答速度に差が出るため、その時点で大きなハンデだと思っています。私は恒常的に聞き専、というプレイヤーに対しては理由を尋ねます。理由を明かせない、または外的要因の影響による場合は警戒します。外的要因の影響を回避できない事情があるのか、どうする気もないのか、によって違ってきますが、このあたりは人を見る目が試されます。

しかしチャット等でVC内のメンバーと円滑にコミュニケーションできる能力があれば全く問題ないんだな、とも認識を改めました。聞き専プレイヤーで上手な方はたくさんいて、しかし例外なくチャットでスムーズに意思疎通を取れていたように思えます。

「別に自分が会話に参加しなくてもどうせ問題ないだろう」という発想はメンバーシップとはかけ離れたものです。

余談

私が「どちらのヒーラーが迅速魔を残しているか」「次に誰がどんな軽減アビリティを使えるか」というのを逐一コールするのは多少しんどいので、汎用的なスペルパネルとトリガー集を作って、そのままインポートして使える形で配布しようかなとも思っています。黙ってこれ入れとけ!っていうような(笑)まあ、気力があればね。